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毎月分配型を駆逐せよ

 横浜サカエ塾のセミナー、「普通の人がマネー運用で守りたい5原則」に行ってきました。講師は経済評論家の山崎元さん。業界(楽天証券)の人ながら、個人投資家の目線にたって、ズバズバと物事を切ってくれる素晴らしい方です。この日も数々の名言があったのですが、一番印象に残った言葉をタイトルにしました。

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 さて、セミナーのテーマ「普通の人がマネー運用で守りたい5原則」は、山崎さんがダイヤモンドオンラインの記事で提唱しています。ダイヤモンドの記事も大変、参考になりますが、この日のセミナーでは、司会のブロガー、rennyさんに問われて、5原則を個人投資家にとって大事な順番に位置づけてもらいました。

 第一位は「金融マン、FPを信用するな」でした。ついで「リスクを集中するな」「余計な手数料を払うな」「長期的に妥当な運用から逸脱するな」「金融マーケティングを解毒せよ」

 現在、日本の投信では毎月分配型投信が売上上位ベスト10を占めています。また、投信や株式が怖いといって外貨預金をする人もいます。しかし、山崎さんは、全部ダメな商品だから、購入しているのなら直ちに処分しなさい、とバッサリ。「ファイナンスの世界の田舎者が海外という言葉を信じてしまう」、と個人投資家側にもリテラシーを求めました。金融機関やFPから、海外に積立とか、日本はダメだから海外に投資なんて言葉がよく聞かれますが、海外だからすべて儲かるというのはありえないわけですよね。

 山崎さんはFPといっても運用知識不足が多かったり、ニュートラルな人も少ないと問題点を指摘します。FPだからといって信用すると、そのFPに販売仲介料がはいる、割高な商品を押し付けられるケースもあるそうです。また、金融機関も信じていいわけではなく、特に、銀行には近づかないことを呼びかけました。そもそも、銀行にしろ証券会社にしろ、保険会社にしろ、テレビCMをバンバン流しているのは、ダメな商品をバカな客に売るためのものであり、投資理論、金融工学を悪用した商品を大手金融機関が作っているそう。毎月分配型投信などは、行動ファイナンスすら悪用して、リテラシーの低い客に押し付けるものと説明していました。本当は毎月分配型を駆逐するためにFPなどの協力が必要なのですが、と言われましたが、現状は厳しいみたいですね。

 印象的だったのは、資産運用業界が胡散臭い理由について、「金融マンの資質は、金銭へのあくなき要求であり、その資質が高い人が生き残る。また、資産運用業はビジネスモデルとして、宗教に似ており、約束できない現世の利益を約束してカネを集めるもの。どうしても胡散臭くなるが、そのほうが、面白い」という言葉でした。たしかに、水が清すぎても魚がすまない、といわれます。まあ、個人投資家としては、汚れた世界に囲まれているのを承知のうえ、運用していくしかないですよね。

 素人が運用に勝ち負けを持ち込んではいけないともいわれました。チャールズ・エリスのいうように個人投資家にとって資産運用は敗者のゲーム。いかにもミスをしないで負けないようにするかを自分で学ぶことが大切ということでしょうか。それにはインデックスが一番ということになります。

 一方、山崎さんは新興国への投資へ慎重ですが、これは新興国株と先進国株の期待リターンはたいして変わらないのに、リスクがありすぎることが理由だそう。よく、日本は低成長だから、日本に投資する必要がないという意見もありますが、「低成長で株価が上がらないというのは嘘。それが予想に織り込まれているかが大事」とされました。逆に新興国は、確かに経済成長率が高いわけですけど、投資家が押し寄せて割高になる面もあります。金(ゴールド)については「価値を産まない、まったく仕事をしない美人の奥さんのようだ」と表現されていたのが笑えました。

 質疑の時間があったので、私はNISAの売り時を質問しました。山崎さんは基本的にはロールオーバーも含めて持ち続けていたほうがいい、と答えられましたが、個人的にこの回答には同意しかねます。もし、NISAが恒久的になれば、山崎さんの言われているとおりなのですが、最後の年に赤字になる危険性があるなら、その前段階で黒字のうちに売ってしまわないとだめなわけで、でも相場の先行きはだれもわからないから、やはりNISAの出口戦略は難しいな、と思いました。

 このほか、貴重な質疑や、ここでは書けないびっくりする話(本当にこんなことがあるのか、と驚いた)もありましたが、有料セミナーなので、全部書くのは控えたいと思います。司会のrennyさん、主催の横浜サカエ塾の皆様、貴重な機会をありがとうございました。

 なお、山崎さんの新著「超簡単 お金の運用術」(朝日新書)は、個人投資家にとって大変有用な本であり、ぜひ、ご一読を勧めます。私は会場で、サインをもらいましたwww

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(2013/09/13)
山崎 元

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No title

NISAの売り時は、対象商品のリスク・リターンと自分の目標利回りから、いくらになったら期間経過年数に関わらず売却するという方針が良いのでしょうね。

Re: No title

NISAは売却したらそれっきりだから、まだまだ上がると思ったら売れないし、
売ったあとに上がったら悔しいし、売り時に迷いそうです。残り期間がわずかになったときに
かんがえればいいかなと。
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夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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