ヘッジファンドは儲からない

 ヘッジファンドというと、最新の金融工学を駆使した専門家が素人では思いもつかない画期的な戦略で大儲けするファンドというイメージがあります。しかも、敷居は狭く、一般投資家はおいそれと近づけない。海外投資を呼びかける業者の中には、日本では投資できないヘッジファンドへの投資をウリにするところがあります。ところが、ヘッジファンドは全然儲からないというコラムをブルームバーグが掲載しています。http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MXL8T06JTSEV01.html
コラムによると、2013年のヘッジファンドの成績は、05年以降最悪になりそう。1~11月のヘッジファンドのリターンは7.1%で、米国の主要インデックスであるS&P500をなんと22ポイントも下回りました。簡単にいうと、今年1月にヘッジファンドに100万円預けたら107万1000円にしかならないのに、インデックスファンドだったら、129万1000円になっていた(*手数料除外)ということです。

 実は過去20年で、ヘッジファンドがS&P500を上回ったのは、1993年と2008年の2回しかありません。2勝18敗というワンサイドゲームですね。それでもヘッジファンドに預けてしまうというのは、平均的なヘッジファンドはだめでも、自分が預けるヘッジファンドは良い成績を残せるという確信が投資家にあるためでしょうかね。

 ヘッジファンドが儲からない大きな理由としてコストが高いことが挙げられます。投資家から運用者に「富を移転させる巨大な機械」といわれるほど。それ以外にもヘッジファンド業界があまりにも人気が出たため、業界の規模は過去15年で1000億ドルから2兆5000億ドルと25倍にも膨れ上がっています。運用組織は数百から1万と急増しました。しかし、相場の天才が15年で25倍も増えるわけがなく、必然的に、天才が運営するファンドに当たる確率が下がっているということです。

 また、日経新聞(有料)によると、今後ヘッジファンドには2つの難問が待っています。1つは米国の規制強化。市場が見込んでいたよりも厳しくなるとのこと。もう1つはテーパリング(米国の金融緩和縮小)です。緩和マネーが押し寄せていたヘッジファンドから、資金を引き上げる向きが増えるということ。

 ヘッジファンドは日本株や日本国債にも大きな影響を与えるため、決して無視できない存在なのですが、個人投資家の投資対象としては無視してインデックスでいいと改めて思いました。そういえば、日本破綻するするいって、予言がハズレつづけているカイル・バスさんのヘッジファンドはどうなったのかなあ。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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