投信ブロガーが選ぶファンド・オブ・ザ・イヤー2013

 投信ブロガーが選ぶファンド・オブ・ザ・イヤー(FOY)2013が19日発表され、米バンガード社のバンガード・トータル・ワールドストック(VT)が2年連続1位となりました。表彰式の様子は、すでに多くのブロガーさんが報告されていますので、私の感想を混ぜながら報告したいと思います。ちなみに、この日は私の勤務先の忘年会もありましたが、当然、FOYが優先。会社の後輩の美人社員に「××さん忘年会は出られますよね」と聞かれて、後ろ髪引かれながらも 「先約あるんでパス」と抜け出してきました。いくら美人がいても、社畜飲み会より、人生で大事なものはいっぱいあるでしょうwww

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 雨、年末といった悪条件にかかわらず、会場の「エッサム神田こだまホール」は満席でした。個人的には、日経新聞の田村正之さんの姿をプレス席でおみかけして、こういうところまで丹念に取材される熱心さに感動を覚えました。日経では田村さんの記事だけは無条件に信頼しています。

 さて、冒頭、実行委員長のrennyさんが挨拶されました。公募株式投信はFOYが始まった07年10月の69兆円から、13年は63兆円と減っているのに、投資信託本数は2743本から4614本と大幅に増えている、と述べ、作って大規模に売り出しては枯れていく焼き畑農業のような投信業界を憂いました。ちなみに、これまでFOYで上位だったファンドをみると、セゾン・グローバル・バンガード、ひふみ投信、SMTグローバル株式インデックスなど受賞後純資産が何倍にもふえているのに、M社のFOYでは1位だったのに、純資産額が5年で半分に減っているものもあるそうで、投資家の目線からファンドを選ぶことがいかに大切かということがわかりました。。

 今年は過去最大の87人が投票し84人が有効。順位は以下のとおりです。
 1位 VT
 2位 ニッセイ日経225
 3位 結い2101
 4位 外国株式インデックスe
 5位 ひふみ投信
 6位 ニッセイJリートインデックス
 7位 EXE-iグローバル中小型
 8位 セゾン・バンガード・グローバルバランス
 9位 SMTグローバル株式
 10位 eMAXIS新興国株式
 11位 iシェアーズエマージングETF
 12位 世界経済インデックスファンド
 13位 EXE-i先進国株式
 14位 コモンズ30
 15位 eMAXISバランス8資産均等型
 16位 バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF
 17位 iシェアーズMSCIコクサイETF
 18位 FUNDS-i外国債券為替ヘッジ
 19位 EXE-i新興国株式
 20位 MAXIS海外株式ETF

 VTの連覇は予想していましたが、ニッセイJリートインデックス、EXE-iグローバル中小型と今年登場した新顔が2本も入っているのに驚きました。投信ブロガーさんって、実績があって歴史があるファンドが好きなのかと思っていたのですが、必ずしもそうではないのですね。ちなみに私が全部投票したSPDRのS&P500ETFは20位にも入れずランク外でした。トホホ…。投信ブロガーの投票のためか、国内上場ETFには冷たい結果ですね。

 ゲストの島田知保・投資信託事情編集長とジャーナリストの竹川美奈子さんに加えて、前半はrennyさん、後半は「いい投資探検日誌from新所沢」のm@さんが講評。面白かった意見を箇条書きにします。

 島田 玄人受けする尖ったファンドが選ばれているので、FOYをとったから何でも良いではなく、コアにむいている、サテライトにむいているというファンドの特徴をしっかり見抜いていかないとならない。
 竹川 初心者のかたがFOY、みんないいファンドだと思って1~10位まで買ったらというがそれはよくないですよね
 島田 同じような資産に投資しているものもあるし、サテライトのような投資もあるし、10本買うのは意味がないと思う。

 私の感想 あー、すいません。今年の上位10本のファンドのうち2位と9位を除く8本を保有しています。2位と9位も以前、保有していましたwww

 renny 低コストのファンドは投資家にとってうれしいが、売り手からするとマーケティングに費用かけられない制約がある。それもあって、ブロガーが応援しようという動機がはたらいたのでは。

 島田 アクティブの支持者が少ないみたいだが、ファンドの顔が見える手触り感があるのは投資家が長く付き合う気がする。そうでないのは、売り始めたとき、お金集まるが3、4カ月するとお金が出る一方の悲しいものが多い

 私の感想 確かに、理念に共感したり、低コストで頑張っているファンドは応援したくなりますよね。

 島田 資産クラスの分散が一番大事。どう組み合わせれば良いかという質問がくるが、人によってベストは違うし、何がベストかは投資が終わって結果としてわからない。ベストとか究極のポートフォリオという野望はすて、トライアンドエラーでやってくしかない。

 竹川 投資を始めた頃は、何人ものカリスマファンドマネジャーの取材をしていたころで、話が面白いので、アクティブを何本か買った。ただ、必ずしも運用成績よくないとかあり、話を聞いていいと思ってもきちんと調べないとだめだと思った。今はインデックスファンドのコストも下がってきたが、以前は高いものも多かったし、ネットで変える投信が少なかった。

 私の感想 そうなんですよみなさん。今はコストが安いインデックスファンドやETFが簡単にネットで買えます。こんなに個人投資家に便利な時代はこれまで例がありません。投資をしないなんてもったいない。

 竹川 海外ETFが商品はよかったとしても、その人にとって使いやすいかは別問題なので、特徴をそれぞれとらえて使ったほうが良い。仕事も忙しく毎月自分で買うのが面倒というのならETFは自分で注文しないとだめなので、投信の積み立てがいい。海外ETFは一度、米ドルにかえる手間もかかるし、手数料もかかるので、ある程度まとまった金額が必要になるので、投資金額や手間とか考えたほうがいい。

 島田 それはすごい大事。自分がマメなのか面倒くさがりなのかは商品を選ぶときのかなりコアな部分。自分で全部コントロールしたいというなら自分でアセアロ考えるし、売買手数料まで細かく計算するならETFなど、自分のレベル感、性格、リーチしやすい金融機関か、好き嫌いとか選びながらする。この商品がいいからといって5社も6社も口座増やすと、わけがわからないところもでてくる。

 私の感想 証券会社5社と直販4社に口座をもっているし、銀行でも投信を買っている僕は、性格がぐちゃぐちゃということなんだろうかwww 本人は面白がっているのでいいけれど。

 島田 長持ちする投信でないと長期の資産形成で使えない。ほとんどはどんどん純資産が減っていくので、減っていくのは選ばない。積立投資家が応援しているのは、ファンドを質の良い投資家が支えていると思う。

 M@ パフォーマンスでみると、JPMジャパンとか朝日NVESTとかあるが、なんで選ばれないかというと、安定したお金が入ってこないので、けっこう運用が壊れちゃうところが有り、投信ブロガーに見透かされてポイントを入れたくないとなる。

 竹川 投信を選ぶのは商品を選ぶのも大事だが、どこの運用会社が運用しているのか、姿勢、投資理念とか、もちろん技術を伴わないとだめだが、運用会社に注目する必要がある。運用会社でもインサイダーがおきたり、事件が繰り返されているので、どういう運用会社なのか、主役は作り手の運用会社なので、どこのだれがどういう思いで、技術も伴って作っているのかみていく必要ある。

 島田 運用は尖ったもの流行のものが面白い話題になりやすいが、コアのことは当たり前のことを当たり前に淡々とやることが大事で、使い方では自分の心がポイントになる。普通にやっていると市場が上がっているとなんとなくうれしく、もっと買いたくなり、下がるとなんとなく憂鬱になる。そういう心をコントロールする必要がある。その自覚が大事。積立投資はあまり振り回されないのでいい方法。

 竹川 運用会社の評価に5つのP フィロソフィー、プロセス、ピープル(運用体制)、ポートフォリオ、パフォーマンス。こういったものをちゃんと運用会社も公開してほしいし、個人投資家もみてほしい。ただ日本の場合、ピープルの開示が法的に決まってないこともあり、米国では普通にどういう人が運用しているか公開されているが、日本では開示がないので、変えていってほしい。

 島田 日本で開示してない会社が英語のサイトではちゃんどファンドマネージャーとか運用哲学書いており、できないわけでないのに、なんでやらないのかがっかりしたことある。日本の投資家が舐められている部分がある。

 竹川 外国株式インデックスeは三井住友トラストが運営しているがSMTも運営して票が割れている。会社が合併したのにファンドが合併しない。いっしょになってくれたらいいのにと思っている。

 講評後、表彰式が行われ、2位のニッセイアセットは不参加でしたが、バンガードの加藤社長と鎌倉投信の新井運用責任者が出席して、表彰状を受け取りました。加藤さんも新井さんも、他の賞をもらったよりもうれしいと喜びを語りました。確かに、いろんな賞があるなかで、この賞が一番投資家目線にたっていますし、選考も公平ですよね。おめでとうございました。

 最後になりましたが、rennyさんをはじめ、ボランティアで運営された実行委員の方々、お疲れ様でした。また、来年も期待しています!

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「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013」表彰式&トークライブに行ってきました

昨日(12/19)、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013」の結果発表イベントに参加しました。 気になる結果は、 第1位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(昨年に続き2連覇!) 第2位 ニッセイ日経225インデックスファンド 第3位 結い2101 第4位 外国株式インデックスe 第5位 ひふみ投信 第6位 ニッセイJリートインデック...

VT!ニッセイ日経225!結い2101!

12月19日に『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2013』が発表されました。

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なんだかすごい投資家さん

投資をされるのなら良心的な人に相談されるのがいいかもしれません。

あるサイトにこんな記事がありました。個人投資家さんです。
鍵和田芳光さんの他の記事をいくつか読ませてもらいましたが、個人投資家としては本当の実力派だと感じました。

コピーです ↓

個人投資家の鍵和田芳光社長さん。
最近、鍵和田社長の投資の才能と実績が多くの人々に認識されつつあるかと思います。わたしたちはたいへん光栄なことだと思っています。
鍵和田芳光社長さんの投資の模様は実にすばらしい!株、先物、金(ゴールド)、不動産などへの投機的な予想は彼自身のオリジナルな方法だそうです。
2000年から2008年の間に、ゴールドへの先物投資だけで1億円以上の収益をあげられ、その実力が商品特報の新聞社に注目され取材を受けたそうです。
ゴールド先物で1億円の収益を上げた記事は、どなたかがすでにご紹介されたようですが、鍵和田社長の当時の新聞記事(2008年4月)を入手したので、紹介されていない記事の一部を皆様にご紹介したいと思います。


記者
「投資で損したことはありますか?」

鍵和田社長
「損のしようがない。損をしても平気な顔をしているから。そうすると4,5年たったら上がっていたりする。えらく気長な投資に見えると思う。それを短期間で見事に儲けてみたいなことをやると、格好いい天才に見えるが、例えば、ウォーレンバフェットをみても、そういう風に投資をしていない。バフェットは株を20年持っていたりするし、売ろうと思ったら、株数が多くて買い手がいなかった。仕方ないからそのまま持っていて、数年たったら倍になった。ということは、彼も読みが当たったわけでもない。そうではなくて彼はただ持っていたらあがった。本当は売りたかった。それを結果を見て周囲は天才だと思っているけれども、実はそうではなくてお金持ちというのは精神的に余裕がある。」


2008年のころ、投資家の間では金(ゴールド)への投資が注目されているときで、鍵和田社長にゴールドの相場について新聞記者は鍵和田社長に質問されました。


記者
「NYの金見通しは?」

鍵和田社長
「短期的には800ドル前後まで下がるのを待っているが、700ドル台に入ったら一気に買おうと思っている。」


記者
「商品先物をして面白い経験をしたそうですが、どういうことでしょうか?」

鍵和田社長
「毎年先物取引の利益を確定申告しているが、先物取引の用紙を税務署のもらいに行くと、必ず『損失』の用紙をくれる。それも1度や2度ではなく、毎年だ。途中で用紙の間違いに気づいて『利益が出たんですけど』と言うと『利益が出たなんてはじめて聞いた』と、税務署の職員の方が驚いて言った。このことによって、世の中の方がいかに利益が出ていないかに驚いた。

私は20年前に長期の経済予想をしたが、ここまで基本的な流れはほとんど当たっている。株価の暴落も当てたし、その後の長期不況も当てた。そのため、当時勤めていた大企業では新入社員にもかかわらず、一人(鍵和田芳光さん)だけ部課長会に出させられたり、労働組合で講演も行った。しかし、経済に詳しいからこそ、相場を完璧に当てることは出きないことを知っている。だから、自分の読みを過信しないし、失敗にならない投資をしている。」

             商品投資特報2008年4月より一部抜粋

Re: なんだかすごい投資家さん

鍵和田さんというかたは全く知らないのですが、
当ブログではインデックス投資を推奨していますから
知り合いにそのようなかたがいなくても全く問題ありません。
個人投資家はコツコツ自分で勉強したほうが良いと思いますよ。
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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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