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欧州は買い時? トリシェ前ECB総裁の講演

 日経新聞主催の新春欧州経済セミナーに行ってきました。目玉は前欧州中央銀行(ECB)総裁のトリシェ氏の講演。立場上、建前的な発言が多かったですが、欧州経済が底打ちした自信にあふれていました。もっとも欧州は買い時とタイトルを入力したら欧州破壊時と変換されたので、私のPCは警戒をしているのかもしれません。

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 講演の冒頭、「新興国の経済力が増大、中国+インドのGDPでEUの2倍になり、新しい地政学に対応しなければならない」と話しました。いきなりそこから、というのは結構、意外。こうした変化やリーマンショック以来の金融危機など、難関は多いのですがトリシェ氏は「通貨同盟は成功したが経済同盟は改善の余地がある」としました。ユーロという通貨について、ギリシア危機のころは、解体するのではという見方もありましたが、全幅の信頼を置いたわけです。理由については、ユーロ圏発足後15年たって、インフレ率は2・03%と安定しており、新規雇用も生まれていることを上げました。

 一方、経済同盟についても、経常収支は黒字で、GDP比の債務残高、財政赤字は日米よりは良好であると指摘。そのうえで、加盟国内部で、国によってに信用度が違い脆弱性が助長されたことや、モニタリングがしっかりされていないこと、ヨーロッパ全体としての単一市場がまだ完成されていないことなどについて改善の余地があるとしました。銀行同盟の設立など対応しているが、まだまだ構造改革が重要としています。

 そして、ユーロ圏については、「新しいガバナンスが登場し、ギリシャやアイルランドなどの困難もあったが、調整が良い形にできた」として、ユーロ圏は底打ちし、加盟国も拡大していると述べました。

 続いて、 ドイチェ・アセット&ウェルス・マネジメント共同チーフ・インベストメント・オフィサー(CIO) アソカ・ヴァマン氏と日経の滝田洋一編集委員でパネルディスカッション。

 インフレ率は最新0.9%と低いですが、トリシェ氏はユーロ圏創設後15年のインフレ率は安定しているとしたうえで、マーケットは動いてきており、賃上げや内需拡大も見込まれ、ユーロ圏全体で5年、10年でみると、インフレ期待は我々の期待とおりになる。今後、全体としてどうなるか見守るとしました。
 ヴァマン氏は「今欧州はほとんどの地域より強くなっている。GIPS(ギリシャ、アイルランド、ポルトガル、スペイン、イタリア)諸国の経常収支は07年は5カ国とも赤字だったのが、13年6月に5カ国平均で黒字になり、経常収支不均衡で債務危機になったので、問題は改善されている、と指摘しました。そして、子供が知恵熱を出してすぐに下がるように、若い通貨だったユーロも1度熱が出たけどすぐ下がった。ECBが危機中に大きな役割を果たして、昨年7月にドラギ現総裁が「ユーロを守るためになんでもする」と発言してから状況は一変したと述べた。そして、「欧州は買い時であり、今後はGIPSのような周縁国のアセットに注目している」と発言しました。

 日本経済については、トリシェ氏は「日本は高い生活水準、低失業率、社会的連帯感の高さなどがある一方、人口減、デフレの問題がある」と指摘。「アベノミクス第3の矢は、私が行っている構造改革と同じ。デフレとの戦いに勝つことが大事」だと述べました。

 講演を聴いたところ、欧州はやはり買いなのかなあ。先進国株式インデックスには欧州が入っているから安心ですけどね。
 

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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