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高齢者天国のニッポン

 日本人の金融資産のかなりの部分が高齢者に偏っていることは周知の事実。高齢者は人数が多いうえ投票率も高いことから、政治家も高齢者はアンタッチャブル状態で、デフレでも年金を減額できないなど、高齢者に有利な政策がまかり通っています。このような意見について、高齢者でも金持ちとそれ以外の格差は激しく、生活保護を受けている高齢者も多いので、一律に高齢者批判するのはおかしい、などといった反論があります。本当にそうなのでしょうか。内閣府の高齢社会白書をみると、やはり高齢者に恵まれた日本の状態が浮き彫りになっています。

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 白書によると、「暮らし向きに心配ない」と回答した高齢者は実に71%に上ります。80歳以上に限ると、なんと80%が「心配ない」と回答しています。逆に「非常に心配」との答えは、高齢者全体で6.6%、80歳以上では4%しかいません。

 高齢者世帯の平均所得は307.9万円で、全世帯平均の549.6万円から比べると、半分強。ところが、当たり前ですが、高齢者は連れ合いをなくすなどして、一人暮らしが多いため、一人あたりの所得でみると、197.9万円と全世帯平均の207.3万円とほぼ変わらないのです。若い世代が子育て、ローンなどさまざま支出があるのに、高齢者はそれほど支出の必要はありません。にもかかわらず、所得が変わらないのだから、そりゃ、生活に不安がないわけですよね。家計をみると、年金・恩給が総所得の8割以上を占めている人が70%に上ります。すなわち、大部分の人が年金だけで家計が賄え、暮らし向きに不安がない。自分たちがいかに年金でおいしい思いをしているかが分かります。

 しかも、今後の年金についてどう思うかを聞いたところ「給付水準を維持すべきで負担が重くなってもやむを得ない」という意見が34.4%と最多でした。高齢者が今さら年金を負担するわけないですから、自分たちの安楽な生活を維持するために、若い世代にもっと負担させろという高齢者が一番多いことになります。一方、「負担を軽くすべきで、給付水準の引き下げもやむを得ない」が8.9%と、自ら犠牲になっても若い世代を救いたいという人はわずかなのですね。(このほか、設問が分かりにくいのですが、引き下げ自体をやむを得ないとする意見は19.4%あります)。もちろん、人間だれもが損をしたくないのですから、非難はできません。ただ、政治力のある高齢者が、自分たちのことしか考えなければ、若い世代が苦労する状態は変わらないといえるでしょう。

 高齢者の生活保護が話題になりますが、高齢者のなかにしめる生活保護者の割合は2.37%。母子家庭の生活保護の割合が15%に上ることを考えれば、大半の高齢者は恵まれています。

 ちなみに、調査主体が別なので単純比較はできませんが、昨年の4月に日銀が勤労者に行った調査では(PDF)、「1年後の雇用や処遇に不安を感じるか」という設問に、実に85%が不安を感じると答えています。楽観的な高齢者と悲観的な現役世代の落差に愕然とします。

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No title

都知事選の70代の某殿様候補者が「成長しなくていい」と言ったのを見ると、
自分たちの世代はもう逃げ切れるから先のことはどうでもよくて、
若い世代のこと考えてないんじゃないかと思えますね。
もう少し若い世代の負担軽くしないと先が細る一方だと思うのですが。

Re: No title

多くの高齢者は若い人のことなんか全然かんがえていないでしょうね。
自分たちの生活の余裕があるならば、もっと若い世代への協力を
してくれればいいのにとつくづくおもいます。
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夢見る父さん

Author:夢見る父さん
50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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