暴走する日本株

 今週の週刊ダイヤモンドの特集「暴走!日本株」は、大変勉強になりました。現在、日本株は外国人投資家、それもヘッジファンドや超高速取引(HFT)で裁定取引狙いの投機的な動きに翻弄されており、1日に数%も乱高下するボラティリティの高い相場になっています。これは、個人投資家は怖くてとても手が出せないと思いました。

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 外国人投資家ですから、日本の指数が改善していても関係なく、むしろウクライナ問題とか中国の理財商品とか、世界的な動きに敏感に反応します。しかも、先物などでヘッジもかかっており、なんと今年になってからの1日の変動率は、ウクライナ問題でゆれるロシア市場と同じ1.4%とか。しかも、指数の先物などを主戦場にしているため、たとえばトヨタが最高益を発表したときに株価が下落したように、個別企業の業績というのはかえりみない傾向にあるようです。

 こうした機関投資家は、スーパーコンピューターによって、ビッグデータでSNS上にある企業に関する語句を分析したり、衛星写真で工場からの出荷状況をチェックしたりなど、瞬時に儲かる機会を見つけて売買します。これは個人投資家ではとうていできない大掛かりなもの。

 悪質なのは、個人投資家をカモにしています。昨年、トムソンロイターがこうした一部機関投資家だけに指数の公表前に情報を横流ししていたことは話題になりましたが、いわゆる見せ玉、撒きえといった手法で、架空の売買気配を出して、個人投資家をおびき寄せて、一網打尽にする手法もはやっているそうです。これなどは、思いっきりグレーゾーンの行為だと思いますが、現実に行われているわけです。

 日経平均は流動性があるうえ、ソフトバンク、ファーストリテイリングなど一部の値嵩株の影響が大きいため、こうした外国人投資家から狙い撃ちされやすく、よけいにボラティリティが高まります。レバレッジETFが個人投資家を含めて大人気になっているため、これも、指数のボラティリティをいっそう高めます。少なくとも短期売買で個人が機関投資家に勝つのは、運がないかぎりきわめて困難ではないかと思われます。

 さらに、安倍首相の政治姿勢についてこれら外国人投資家が懸念を抱いているため、日本売りにシフトしているということ。今年に入ってから3ヶ月連続で外国人投資家が売り越しとなっており、特に3月10~14日の週は、ブラックマンデーの1987年以来の売り越し額でした。ジョージ・ソロス氏が尖閣問題など日中間の衝突に懸念を抱いて日本売りに転じたといわれていますし、投資家の立場からすれば、東アジアの緊張感の高まりは、株の暴落につながりかねません。

 一方、買い支えるべき個人投資家ですが、NISAで1月に投じられた資金は、外国人投資家の売り越しにもろくも崩れ、損をしている人が多いと見られます。NISAでレバレッジETFというのは私からすると考えにくいのですが、売買額からすれば、NISAで購入した人も多いとみられ、こういう人は、損も倍増しているわけです。国内の機関投資家は、アベノミクス第三の矢の規制改革の実効性に疑問をもっており、買い越しにいたっていません。そうすると、対外強硬路線や、既得権益層保持といった政策が続けば、日本株市場は大きく下落する危険があるというわけです。

 さて、この特集を読んだ感想ですが、個人投資家が機関投資家に唯一勝てるとすれば時間であり、長期でコツコツ投資していくしかないのかなあといったところ。バリュー株投資が一番の正解なのでしょうが、株を研究する時間がないと投信に頼るしかないわけです。

 現在、私はひふみ、鎌倉、コモンズでアクティブにしては信託報酬の安いところに積み立て投資しています。リバランスの一環で日本株を積み増したいときには、インデックスに投資を考えています。それも日経225は前述のように、ボラティリティが高く外国人投資家の餌食になりやすいですし、TOPIXはゾンビ的な企業にも投資することになります。だったら、JPX400への投資を計画しました。JPX400は高ROEの反面、PBRがTOPIXよりも高いなど、割安面では不安があります。しかし、そういった割安型の投資はひふみやコモンズの「ザ・2020ビジョン」でカバーできるかもと考えています。いずれにしろ投資は自己責任ですので、私の考えはあたるかどうかわかりませんが、当面、バイアンドホールドでいってみます。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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