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ノックイン債にご注意を

 私のメイン証券会社はSBI証券で、投信の品揃えの広さなど使い勝手が良いのですが、ただひとつイラっとくるのが、ノックイン債を売りまくっていること。ノックイン債は一見、有利なように見えますが、十分注意しなければならないもので、消費者に非常に不利な商品です。

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 ここに「早期償還条項付 他社株転換条項付 円建社債(株式会社神戸製鋼所)」という商品があります。この商品はSBI証券から昨年10月22日発行されました。SBIのホームページを見ると、債券の特徴は為替リスクがなく、1年満期と短期で、年率7.20%(税引き前)と好クーポン。これにつられたのか、証券は見事に完売しました。

 ところが、この債券は「今後約1年の間に神戸製鋼所株価(終値)が30%以上の値下がりがないと考えている方には、年率7.20%(税引前)の好クーポンを享受できる可能性があります!(神戸製鋼所株価(終値)が30%以上値下がりした場合には、額面金額を大きく下回る可能性があります。)」と注意書きがされています。どういうものかというと、昨年9月24日の終値179円より30%(125.3円)を割らなければ、年率7.2%の利回りがもらえます。ところが、一度で125.3円に達してしまうと、ノックインが起きたとされます。その場合、最終評価日(10月18日)に株価が再び179円に戻れば、7.2%の利子が得られます。しかし、それ以下でしたら、下落分だけ減らされてしまいます。しかも、そのうちの一部は株式で交付されることに。

 たとえば、50万円で購入したが、最終評価日に株価が120円だったとします。そうすると株価2000株(2000×120=240000円相当)と調整金として95195円が渡されます。15万円以上も損をしてしまうわけです。逆に神戸製鋼の株が2倍になろうと7.2%の利回りしか得られません。これは発行体である、バークレイズ・バンク・ピーエルシーと販社であるSBI証券がオプションを使ってどう考えても損しないような商品に仕立ているから。しかし、消費者にとっては超ハイリスクミドルリターンにとどまっています。神戸製鋼の株を買ったほうが、損きりもさっさとできますし、よほどましなわけです。

 さて、神戸製鋼の株価は4月15日に126円となり、ノックイン事由が発生しました。17日の終値は133円。10月22日までに179円になれば問題ないのですが、4割近く株価が上がらなければ購入者は損をしてしまう。個別株はどうなるかは私には分かりませんが、購入者はあと半年、損するか悪夢にうなされそう。株ではリスクがありすぎと、債券を購入したと思われますが、こういう落とし穴のある商品が平気で売られていることに注意しなければなりません。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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