【投資本42】アーニー・ゼリンスキー著 ナマケモノでも「幸せなお金持ち」になれる本
「働かないって、ワクワクしない? 」の著書、ゼリンスキーの10年前の著書。「一生懸命働けばかならず報われる」というのは思い込みにすぎないと、手を変え品を変え訴えている本です。1日12時間も仕事をしていたら、人生の喜びや満足感を味わう時間、つまり、生きがいを感じられる時間がなくなってしまうと指摘しています。
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この本は仕事を否定しているわけではありません。むしろ、メリハリをつけて休んだほうが、良いアイデアが浮かび本業にもプラスになると訴えています。また、金のためにと、つまらない仕事に縛り付けられるより、自分が本当にやりたいものを見つけなければ仕事をする意味がないともしています。
金銭についても独特な見方をしています。一番納得したのは、「金のない人間は貧しいかもしれないが、金だけしかない人間はもっと貧しい」というフレーズ。そして、「丁寧に接すれば、金はよき友人になるが、金を見下すと、いつかは金に泣くはめになる」というのも意味深い。結局、金は使う人間によって、手段ではなく目的にすり替わります。労働観よりも、そういう金銭感覚のほうが興味深かったです。
もうひとつ、聖書、プラトンからロバート・キヨサキまで多くの名言を紹介しており、その一覧を繰り返し読むだけでも意味がある本。読んでよかったと思いました。
内容 ★★★★
読みやすさ ★★★★
図書館