FC2ブログ

【投資本43】藤井健司著 金融リスク管理を変えた10大事件

 1987年のブラックマンデーを皮切りに、アジア通貨危機、リーマンショックなど、現在までの金融界の大事件を、金融リスク管理の専門家である著者が分かりやすく解説した本。金融機関職員など専門家向けだけど、素人投資家がみても、何とか理解できる内容になっています。



 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

金融・投資 ブログランキングへ

 個々の事件もそうだけど、人間の欲望というのは際限ないというのが正直な感想です。ブラックマンデーをきっかけに、国際的な金融機関のリスク管理の提携というのが始まったのですが、規制機関が網をかけようとしても、それをかいくぐる動きが起き、欲望がバブルになって破裂し、多くの投資家を巻き込んだ壊滅的な被害になってしまう。リーマン後にもさまざまな規制が行われましたが、おそらく何年かたつと、また、バブルがおきるのでしょう。

 大事件に巻き込まれたら、今までの常識は通用しません。たった一人のトレーダーが違法取引をしたため、女王陛下の銀行として100年以上の歴史をもつベアリングズ銀行が破綻した事件は、その後も、大和銀行をはじめ、いくつもの金融機関で似たような事件が起きました。また、ノーベル経済学賞受賞者が幹部となったヘッジファンドの破綻も、しょせん、人間の理性は欲望に勝てないのかとしみじみさせます。

 著者の藤井さんは、日本の大手銀行、証券でリスク管理を勤めてきており、著書執筆当時はみずほ証券の執行役員。10大事件それぞれに、自分の体験をコラムとしてまとめており、臨場感あふれる報告となっています。10大事件の最後は超高速取引(HFT)なのですが、つい最近に規制対象として検討するというニュースが流れるなど、筆者の慧眼も光ります。

 なお、ニコニコ動画やyoutubeなどで、ドラマ「ハゲタカ」のBGMとともに、リーマンショックを振り返るという動画があります。僕はこの動画が大好きなのですが、この本にぴったりだなという思いもしました。

 内容    ★★★★★  読みやすさ ★★★★  図書館 

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR