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目の前の正義だけが正義なのか

 10年ほど前、NTTの幹部から、ヤミ金にかんする訴訟を起こされた、という話を聞いたことがあります。ヤミ金業者がNTTの電報を使って債務者に嫌がらせをする。それを止めないのはNTTの責任であり、慰謝料を払えと債務者から訴えられたというものです。

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 この問題、最初に朝日新聞が大きく取り上げ、その後、読売、毎日、NHKなど各メディアも追随した記憶があります。電報には「死ね」などと書かれており、NTTはヤミ金の脅迫と知りながらも配達するのはおかしい、といった論調でした。

 しかし、よく考えればわかるのですが、もし、NTTがヤミ金からの電報を断るには、すべての電報の中身を精査し、NTTの判断として拒否しなければならないのです。さらに、ヤミ金が手紙で送ってきたら、手紙の内容を全部郵便局がチェックしなければならないのか、というところまで話が広がります。そうすれば、最初はヤミ金だけだったのが、次第に政府が都合の悪いものをチェックしてもおかしくないという論議もおき、明らかに憲法で保障された通信の秘密に違反するものです。当然、裁判所も原告の訴えを棄却しました。

 目の前のヤミ金業者に苦しむ人を助けようという善意でマスコミや弁護士は取り組んだわけだけど、それが全体の正義にはつながらないということです。

 日本にはこれに類したことが結構多くて、ホリエモンの裁判や、企業の買収防衛策に関する裁判も、マスコミなどで作られた目の前の正義を、取締機関も含めた既得権益層が利用して、司法や行政が流された面が大きいと思っています。実は、日本経済の低迷の原因に、こうしたことがあるのではないかと。ホリエモンが逮捕されたときに、毎日新聞の論説委員は「内外のプロが協力しあったマネーロンダリング事件」としましたが、裁判結果からはこうした事実は出てきていません。

 ひふみアカデミーで藤野CEOがこれに類したことが起きる可能性が高いと分析していましたが、それが本当だったら、日本経済の低迷は続くんだろうなあ。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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