【投資本44】ロバート・シラー著 それでも金融はすばらしい

 ノーベル賞学者に対して、大変失礼ながら、うちの4歳の娘を怒ったときに「悪くないもん。××ちゃんも○○ちゃんもみんなやっているもん」とふてくされて文句を言っている姿を思い出してしまいました。リーマンショック後、世間から非難を浴びた金融界が、実はいかにすばらしいものかを延々と書いてあるのですが、その部分が根拠レスで情緒的反応でしか書いていない。金融業界の人のマスターベーションで、一般社会といかに感覚がずれているか、としか読めませんでした。







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 たとえば2010年のメキシコ湾原油流出事故。現在でもなお現地の生態系に大きなダメージを与えています。しかし、本書では、「損害のほとんどは保険でカバー」「人命が失われた以外は保険で対処できるし、実際に対処されている」と断言しています(142ページ)。米国立野生生物連盟の調査では、多くの海洋生物が死んでおり、イルカは死骸を縦に並べると2.4キロもの列ができるほど。日本人が漁業の邪魔をするイルカをちょっと捕獲するだけで、悪の権化のように大騒ぎするアメリカ人が、自分の国で公害によっているかが死んだのに「保険で対処されている」と平然という神経がまったく理解できません。



 さらに、口では金融の民主化といっているのですが、これもまったく理解不能。第29章で金融民主化の成果として、資本を分散させる政策が効果を上げるとしております。しかし、その割には「CEOに並外れて高額な給与を与えるプロせずは現在より筋の通ったものになり…企業の目的と拾い社会の目的はもっと一致するはずだ」と企業経営者の高級は当然という立場をとっています。



 金融業界に多くの善良な方々が働いているのは事実です。しかし、多くの幹部が強欲で、LIBORの不正疑惑のように、もみ消された悪事もあることも確か。本来、学術的な立場で張れば是々非々であるべきなのに、本書ではあくまでも金融の良い面しか強調ないのが、読んでいていらいらしてきます。



 行動経済学の案内をはじめ、個人投資家にとって役に立つ部分も多いのですが、結局、これだけの長文でえんえん言い訳を聞かされているようで、長さも苦痛に感じました。



 内容    ★★


 読みやすさ ★★★


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Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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