【投資本46】ダニエル・カーネマン著 ファースト&スロー

 現在の行動経済学という学問をうちたてたダニエル・カーネマンが始めて一般向けに行動経済学をわかり易く説明した本。実例を豊富にいれ、投資家に限らず、多くの人が人間の心理、思考の不思議さが判るようになっています。さて、ここで本書に紹介された簡単な計算問題を取り上げます。バットとボールであわせて1ドル10セントします。バットはボールより1ドル高いです。ボールの値段はいくらでしょうか?(正解は文末に)



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 カーネマンによると、人間の思考システムは2種類あり、システム1は、ファーストということで、直感的、反射的に行動するもの。システム2はスローで、システム1が間違っていないか熟慮するというもの。システム1というのは、人間が動物として生き残るのに必要なもので、例えば、原始人がライオンに襲われたとき、危険を感じて反射的に逃げ出さずに、これは何だろう、どういうものだろうと熟考していれば食べられてしまいます。従って、システム1は人間の本能として備わっています。

 しかし、人間の思考、行動が複雑になるにつれ、システム1のままではだまされてしまうことが判ってきました。そのためシステムのチェック能力が重要なわけですが、システム2の欠点は怠け者であること。こうしたことから、人間というのが、どんなに錯覚し、だまされやすいかを実例をあげて検証していきます。その過程は上質の推理小説のようで面白いこと。

 また、カーネマンのうちたてたプロスペクト理論で、人間は損するときと得するときでは、心に与える影響が違う(損失回避を優先する)というのは、投資にも大いに影響しますよね。行動経済学の本は多数出ていますが、長いとはいえ、わかり易いので必読の書といえましょう。ただ、章末にあるビジネスに役立つ行動経済学の会話実例は不要のような気もします。

 ちなみ冒頭の問題、ボールの値段は5セントでした。簡単すぎましたかね。

 内容    ★★★★★

 読みやすさ ★★★★

 図書館 

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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