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ここまで言っていいの? 藻谷節爆発

 日本青年会議所のサマーコンファレンス、真の経済復興創造フォーラムに行ってきました。JCの全国イベントの一環で、僕はJCのメンバーでもなんでもないのですが、講師がぐっちーさんこと経済評論家の山口正洋さん、日本総研の藻谷浩介主席研究員渋澤健コモンズ投信会長という豪華な顔ぶれ。中でも藻谷さんはべらんめえ調で、アベノミクスをばっさばっさ。ここまで言っていいのというぐらい面白い話でした。

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 最初の講師、山口さんは、「日本は世界からみれば素晴らしい国なのに、日本人は悲観的になっているのはおかしい」と言いました。平均寿命は世界一、世界の高速インターネットのTOP50都市のうち38都市は日本が占めており、為替もバブル崩壊以降、世界最強の通貨に。さらに失業率4%というのは、先進国のなかでは最も素晴らしい数字です。経常黒字もバブル時の3倍以上で世界最大、文化面では東京にあるミシュランの3ツ星レストランはフランス全土をも上回っています。さまざまな側面から見ても、日本は世界の中でもずば抜けた国なのに、何が不満なのかと聞かれ、納得です。

 アベノミクスの問題は補助金のばら撒きと円安の推進であること指摘。補助金をばらまいて日本のGDPを引き上げようとしているが、一人当たりのGDPはアメリカ並み。一方、フランスのGDPは日本の半分だが、フランスのほうが日本よりも半分しか幸せでないととてもいえないわけです。また、円安で輸出を図るといいますが、日本のGDPに占める輸出依存率は11%しかなく、製造業に政策のフォーカスをあてるのは危険だとしています。そもそも、バブルのころよりも、輸出は2倍も増えており、円高だから輸出が増えないという論理は破綻していると断言。こうしたことから、円安も補助金のばら撒きも問題であるとしています。アベノミクスの唯一の成果は株高ですが、つまり、大企業や外国人投資家が儲けたということに過ぎません。

 また、日本の財政問題についても、2002年にムーディーズの格下げがあり、ジャパンプレミアムが問題になったとき、当時の黒田財務官(今の日銀総裁)が、日本は貯蓄超過で、国債はほとんど国内で低金利で消化しており、外貨準備高も世界トップクラス。日本に問題がない、と反論しています。その状況は今でも変わっていないわけで、そもそも日本全体のバランスシートをみると、資産総額5615兆円、負債総額5356兆円と300兆円近い黒字がでている、世界一裕福な国。もし、日本が破産すれば、外貨準備高が多いわけですから、世界中がもたなくなる、と指摘しました。

 藻谷さんも山口さんの意見に同調し、所得と消費は就業者数に連動するため、バブル後、女性と高齢者の労働参加が増えたため、個人所得、小売販売などはほぼ横ばいできていると指摘。金融緩和は影響がないと指摘しました。日本の労働人口は今後、2060年には半減するわけですが、藻谷さんの著書「デフレの正体」では、対策として、賃上げ、女性の進出、外国人観光客の増加などを提案しているそうです。それについては、安倍政権の成長戦略も取り入れたとしました。

 ただ、株高についてはやはり外国人投資家が儲かるだけであり、その儲けは国外に流出してしまう。むしろ、国内にいる外国人に生活保護を認めたほうが、海外に資金が流出しない、と仰天するような論理を展開。円安については、貿易赤字の原因であり、化石燃料輸入量はむしろ減っているため、原発停止が貿易赤字の原因ではなく、円安のためだとしました。さらに、国別でみると、日本はアメリカ、中国、韓国、ASEANに対して黒字で、中東諸国やオーストラリアに赤字という構造が続いていました。それが中国に対しては12年ぶりに赤字になってしまいました。これは、日中関係の悪化で日本企業の中国での販売が押さえられたことが要因にあると指摘。韓国との対立も含めて、偏狭なナショナリズムでは日本が損をする、と訴えました。

 僕はアベノミクスに賛成なので、お二人の意見には必ずしも同調しません。例えば外国人に生活保護を安易に認めるのは反対です。また、日中関係、日韓関係の悪化は、中国政府、韓国政府や民主党政権が発端であり、安倍政権にすべての責任があるような論調には首を傾げてしまいます。それでも、こうした意見を直接聞いたことがなかったので新鮮でした。書籍やテレビを通してとは、インパクトが全然違いますね。

 3人目の渋澤さんは、これからの時代のキーワードは共感と持続性であるとか、渋澤栄一の「論語と算盤」を例にとるなど理念的な話をしましたが、JCのイベントなので、中小企業経営者への心構えという感じ。

 最後に3人のミニディスカッションがありましたが、山口さんと藻谷さんはは政府任せにするのが問題で、補助金などに頼ると他人事になってしまう、と補助金批判や、がんばっている地方が出てきている現状なども紹介。1時間半があっという間に過ぎてしまいました。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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