【投資本48】フレッド・シュエッド・ジュニア著 投資家のヨットはどこにある?

 投資家がいかにだまされているかということを軽妙な筆致で描いた著書。1940年に執筆された本でありながら、今でも通用することの多さにびっくりします。訳もうまく、するすると読めました。

 タイトルの投資家のヨットはどこにある?というのは有名な小話です。



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 おのぼりさんの一行が、ニューヨークの金融街を見学させてもらっていた。

 一行がウォール街にほど近いバッテリーパークへやって来ると、ガイドのひとりが停泊中のすばらしいヨットの数々を指さして言った。

 「ごらんください。あそこに並ぶヨットは、みな銀行家やブローカーのものですよ」

 気のきかない田舎者がこう聞いた。

 「お客のヨットはどこにあるのかね?」

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 投資家がいかに証券会社などに高い手数料を払っていることのジョークですが、リターンは不確かだけどコストは確実という投資の真実を70年前に表しているのですよね。

 また、「ウォール街のランダムウォーカー」の先駆けのような記述もあり、例えば、新聞にインクのシミをかけて選んだ銘柄のほうが、プロの選んだ銘柄よりも成績が良かった、とか、何十万人でコイン投げをして、勝ち抜いていくと、コイン投げの天才と世間からほめられるなど、日本では東証すら出来ていない時代に、すでに株価はランダムウォークであり、チャートなどは意味がないと切り捨てています。うーむ、すごい。

 もちろんネットもなく、インデックスファンドもない時代ですが、空売りの是非やオプション取引の方法など、え、こんな時代にこんな論議があったのと思える記述も多数。人間、進化しているようで、進んでいないのですね。

 筆者のフレッド・シュエッド・ジュニアは1920年代からウォール街に勤務しており、バブルも大恐慌もニューディール政策もみています。この本を書いたころにはウォール街を離れているため、自らの体験を正直にかけたのでしょう。

 内容    ★★★★★

 読みやすさ ★★★★★

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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