FC2ブログ

【投資本49】マイケル・ルイス著 マネー・カルチャー

 マイケル・ルイスがソロモンブラザーズ在籍時代を描きベストセラーとなった処女作「ライアーズ・ポーカー」に続く第2作。あちこちの新聞・雑誌に掲載された短編集で、新世界(アメリカ)、旧世界(ヨーロッパ)、別世界(日本)の3章にわかれています。

 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。 にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ

金融・投資 ブログランキングへ
もう20年以上前の本なので、古びた部分もありますが、LBOブームのアメリカの様子や、バブル絶頂期の日本の雰囲気というのが良くわかります。このうち、新世界の章ではウォール街への皮肉がちくりちくり。中でも、一番面白かったのが「アマゾンで投資テクニックを学ぼう」という章でした。

 アマゾンのクルージングをしながら、テレビの経済番組の人気司会者や証券会社のアナリストに投資を教えてもらおうというツアーに参加したときの記録です。その中で、ルイスがバートン・マルキール著「ウォール街のランダムウォーク」を引き合いに出し、「マルキールの主張に賛同できない理由はほとんどないのだが」として、経験と知恵で株式市場に勝ているという考えについて、「教会でがらがら蛇を振り回したら天国へいけるとかという思い込みと同じぐらい迷信じみている」と一刀両断しているのに驚きました。

 そして、ルイス流の皮肉のきいた文章で「学術的な研究がもっとつみ重ねられ、さらに多くの偶像が地に落ちれば、ぼくらは蛭に血を吸わせて風邪を直そうとするのを笑うのと同じ確信で、銘柄選びにこだわる人々を笑えるようになる」と続けています。この章を読むだけで、インデックス信者は大きく力づけられるでしょう。

 また、日本を描いた章では、東京で壊滅的な震災が起きた場合、世界経済にいかに打撃を与えるかのシミュレーション小説が描かれています。当時に比べて東京の世界に占めるシェアは4分1以下に減っていますが、日本で出されている震災関連の文章で、世界経済に与える影響を考慮したものをみたことがなかっただけに、ルイスの発想の豊かさに感銘を受けました。

 内容    ★★★★

 読みやすさ ★★★★★

 図書館 

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR