NHK「老後破産の現実」に怒り

 NHKスペシャル「老後破産の現実」を見ました。一人暮らしの高齢者300万人が生活保護水準以下の年金しかなく、そのうち200万人が生活保護を受けずに苦しい生活を送っているという内容です。番組では3人の高齢者を取り上げ、年金引き下げや低収入の高齢者が医療費を負担することが問題であると受け取れるように取り上げていました。でも、今の高齢者に比べて僕ら現役世代は年金も少なく、はるかに生活は苦しくなるのです。それなのに高齢者の財政援助を手厚くすると、現役世代がはるかに大きく打撃を受けます。しかも、とりあげた3人の高齢者は「(現役のときは)老後のことなんか考えなかった」という人ばかり。生活も改善する余地があり、このような人たちまで手厚く保護していたら、財政は破綻するのではとすら思え、NHKの報道姿勢に怒りを覚えました

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 番組で取り上げた港区在住のAさんは、生活が苦しく、食事は買い置きのソーメンばかり。料金が払えず電気も止められ、昼はクーラーの効いている区の施設で時間をつぶしています。医療費もないため、腹痛になっても医者にかかることがありません。結婚しなかったAさんは頼れる親戚もおらず、「金がないと友達もいなくなる」と話しています。

 Aさんの年金収入は10万円。それなのに港区に住んで家賃6万円を払っています。その時点で何を考えているのかよくわかりません。僕は数年前まで札幌のワンルームマンションに住んでいましたが、家賃は家具つきで2万5000円でした。地方都市などそんなものです。「引っ越す費用もない」とナレーションでありましたが、今検索したら、都内でも3万円台のアパートはありますし、都営住宅なら1万円台で住めるわけです。引越し費用なんてわずか数万円でしょう。なんで家賃が高く、しかも物価の高い都心に住んでいるのか。しかも、家はゴミ屋敷のよう。まず、生活習慣を改めることが必要でしょう。

 また、「金がないと友達もいなくなる」というのですが、僕もリアルの友達はいません。独身時代は一人でずっとテレビゲームをして1日を過ごしていました。だから、それの何が問題なのかもよく分からない。NHKは老後は貧乏で孤独で、政府が何とかしなければという方向に話を持っていこうとしているようです。

 Bさん(女性)は秋田の農家の人で、年金収入は25000円しかありません。そのため、魚を川で捕まえたり、野草をとったりして、何とか生活しているといいました。でも、不思議なのは、農家なのだから、当然、農作物の収入はあるでしょう。結構、田んぼを一人で耕していましたし、田舎とはいえ、広い一軒家に住んでいました。現役世代の僕よりもはるかに立派な家に住んでいるのですが… 

 また「先祖伝来の田畑を手放すわけに行かない」と生活保護を断っていましたが、一人暮らしということは、Bさんがなくなれば、田畑はなくなるということです。先日、ネットで読んだ記事ですが、農家の人が10億円の遺産をもらったそうです。しかし、「先祖から受け継いだものは使えない」とそのまま貯金して、その方が無くなったら相続税で何億円も国にもってかれたとか。こういうのは、厳しくいえば自分の責任ではないでしょうか。そもそもBさん一家は年金未納期間があったから、年金の受給額が少ないわけで、やはり年金未払いはできるだけ避けなければならないでしょう。

 北区在住のCさん(女性)は、夫を亡くしたあと、「老後の心配はしていなかったのに」あてにしていた息子を40代でなくして人生が狂ったとありました。でも、これも良く聞いてみたら、40代の息子に一生頼りきりになるつもりだったということでしょう。Cさんの家計簿が番組で紹介されていましたが、年金収入が8万円なのに、生活費4万円、配食サービス2万円とありました。食費は別に計上しているのに、食費以外の生活費が4万円もするというのは不思議です。これも家計を診断すれば、もっと減らせるのではないでしょうか。不幸な境遇は同情しますが、自分の生活は自分で考えるべきでしょう。

 番組では高齢者への援助を訴えるように、大学の先生がフランスのシステムを見習えばいいといってました。それ以前に、個々の人の家計をきちりと診断して、無駄のない暮らしにするだけで、どれだけ、生活が救われるか。

 もう一つ貧しい高齢者がかわいそうというのならばNHKは国民年金しかもらっていない人の受信料を免除してはどうですか。今は生活保護か、障害者じゃないと受信料は免除されません。NHKは職員の平均年収千数百万円ですし、年金も完備されているから、普段から家計に気を配っている僕のような考えは眼中に無いのでしょう。いかにも金持ちが貧乏人を見下しているような番組つくりでNHKに対して怒りを覚えました。

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まったくそのとおりです

こんにちは。

僕もあの番組をみて怒りを覚えました。

NHKのああいう番組は常に「可哀相でしょ?なんとか助けるのが人道でしょ?」というおしつけがましさを感じます。

年金を現在もらっている世代はこれからの世代と比べ
多くもらっていると自覚し弱者を装うのは止めてもらいたいものです。

人の受信料でたいした番組を作っていないにもかかわらず高所得者であるNHKのみなさんがお助けになったらよろしいのではと僕も思います

Re: まったくそのとおりです

ふわわたさん、コメントありがとうございます。

かわいそうだからといって、金をばらまくのではなく、
自助努力が必要なわけです。いわば魚の釣り方を教えることが
メディアとしては重要でしょう。

そういった観点が一切抜けていたNHKスペシャルをみると
受信料返せといいたくなります

No title

いやー、いつもながら素晴らしいブログですね。
使うだけ使って生活保護を受ける人、しかも年金も未納、かたや節約して投資をして資産形成をしている人、たまに自分が馬鹿らしくなる時があります。

NHKが高給取りなのは有名な話ですので、即効受診料を引き下げるべきですね。
見てもいないのに払う理由がそもそも分かりません。

No title

こんばんは。

私は最初の人で見るのやめました。
10万の収入で6万のとこに済むという時点で、
NHKは取材対象者を間違っていたとしか思えません。
まぁ、同じ時間で佐村河内を取り上げてたので、
こんな内容もありえるんだろうなと思いました。

NHKも朝日新聞同様結論ありきで中身がおかしいのが、
そこそこある気がします。

Re: No title

フェニックスさんコメントありがとうございます。

こちらが節約して老後のことを考えているのに、使うだけ使った人を手厚く保護するのは
釈然としません。童話のアリとキリギリスを学んだ来なかったのでしょうか。

NHKは受信料のことを棚に上げて何をいうのかと余計怒りをかきたてます。

Re: No title

garboflashさん、コメントありがとうございます。

生活保護で和牛を買っているのに、セールでないと買えないと文句を
いう人の写真がネットで流れていますけど、マスコミは生活感覚が
ないから、こんなのにひっかかってしまうんでしょうね。

本当に、かわいそうな高齢者を救いましょうという結論ありきで作って
具体的解決策がなにもないのはひどいと思います。

No title

すばらしい論旨で感心しました。
テレビで老後やシングルマザーなどの生活困窮についての番組については、その趣旨や目的に疑問を感じるケースもありますね。
人は。基本的に自己責任で生きていかなければならないわけで、何も考えないでのほほんと生きてきた人に今の生活が苦しいからといわれても?でしょう。また、ご指摘のように、もう少し工夫すれば、計画性をもってと思うようなケースが非常に多いように思います。
また、厚生年金と国民年金の金額の違いを単純に比較して、差別しているような論調にすることもよくありますが、会社負担分があるにせよ掛け金が違うのですから当たり前です。国民年金の方は、それなりの覚悟も必要でしょう。
テレビ番組としては、人生設計に失敗した哀れな人という構成には出来ないので、可哀想な人でまとめてしまうのかもしれませんが、出演者にも視聴者に対しても具体的な改善方法の提案をしないと意味がないように思います。
私も65歳になりましたが、老後を考えるうえで一番の不安は何歳まで生きるかですね。万が一にも30年も生きた場合、まともに生活できるか自信がありません。

Re: No title

コメントありがとうございます。

福祉や生活保護は本当に困窮している人を救うためのものなのに、自助努力で何とかなる人でも殺到すると、
財源が限られているのでパンクしてしまいます。NHKのような影響力のあるメディアはその方法を
教示すべきなのに、ただ、可哀想だけで具体的な解決策(フランスのやりかたが今すぐ日本で実行される
わけはありません!)を示さないのは何とかならないかと思います。

ただ、本当に困窮している人には当然支援して、安心して何歳までも生きられる社会にしなければ。
そのためにも、「自助努力が必要」ということをNHKは打ち出すべきでした。

投稿主さんも、65歳でこの先が不安とおっしゃらず、日野原さんみたいに100歳超えてもバリバリ活躍
されるようご祈念いたします。

hot heart が欲しいね

 「老後破産」の方々は、僕の親の世代、戦前、戦中、敗戦、復興、そして高度成長バブルを経てきたそれぞれ色々なご苦労をされて今に至った方々でしたね。
 興味深かったのは、秋田の農村でたった2万5千円の年金で暮らしている方の逞しい姿です。僕も田舎に住んでいるので判りますが、多分田舎の地域社会(かつての共同体の名残)の中だからあの少ない年金で立派に生きて行けるのでしょう。住まいと少しばかりの菜園(生産手段)があれば、タンパク質は鶏を飼えばなんとかなるし、海が近ければ釣りで行ける、これからの高齢者の生き方は、都市を離れての自給生活もどきかなぁ~と思いました。インターネットは必要ですが...
 頭でばっかりで考えると少し寂しい感想になりますね、cool head & hot heart もう少し人間的に寄り添ってみてあげられませんか?
 

Re: hot heart が欲しいね

コメントありがとうございます。

僕は、タイトルにあるとおり、番組に取り上げられた高齢者個々人ではなく、NHKの報道姿勢に怒りを覚えているわけです。

番組で取り上げた3人の高齢者は、僕の思いつきレベルの対策でも、よりよい暮らしができる可能性があるわけです。しかし、NHKは、ただ、可哀想だからもっと国が支援しろ、といわんばかりの番組構成。番組であるようにフランスの制度は日本より優れているかもしれませんが、現実問題として、フランスの制度をすぐに日本で始めるのは不可能なわけです。それだったら、より、高齢者に沿ったミクロな解決策を番組で提示するべきだったと思います。

No title

感想は同意ですし、新美さん夫婦は話になりませんが、引越しや税の認識を見るに貴方も彼らのことは言えませんよ。

Re: No title

コメントありがとうございます。
引っ越しや税の認識について、具体的に指摘していただければ助かります
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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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