収穫の多かった伝説のファンドマネージャー対談

 1日に行われた横浜サカエ塾のセミナー、「ファンドマネージャー対談 吉野永之助氏×新井和宏氏」に行ってきました。吉野さんは元キャピタルの日本法人社長でコモンズ投資のCIOを最後に引退された伝説のファンドマネージャー。それに鎌倉投信の運用部長の新井さんの対談だとおもって楽しみに言ったところ、鎌倉投信の鎌田社長まで飛び入り参加して、非常に勉強になるセミナーとなりました。すでに「"いい投資"探検日誌 from 新所沢さん」、「セルフ・リライアンスという生き方」さんが取り上げています。

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 最初に、日銀の追加緩和が話題になりました。新井さんは「GPIFの方が問題で、以前と前提が変わっているか説明できないのに、あれほど大きくアセットアロケーションを変えてはいけない」とGPIF批判。鎌田さんは「安倍政権は株を下げられないで、何でもやるということ。金融緩和がどう経済や市場に影響するかあてずらいので、マクロから掘り下げるより、個別企業の実態をしっかりみて投資する」と話しました。

 吉野さんは「消費税を上げるための援護射撃と、(閣僚辞任などで)総理が窮地に陥っており、経済のほうでかわそうとしているのでは、とピンときた」と伝説のFMならではの読みを魅せました。そして、「今までの日銀の政策は事前にマスコミにもれたけれど、今回は完全なサプライズ。これが、デフレ脱却、アベノミクス成功につながるか胸をときめかせている」と期待しました。そのうえで、個人投資家に対しては、「株を持っていない人は買ったらいいし、持っている人は持ち続けるべき。1日に700円も上がる相場は10~20年に一度のこと。是非はともかく、これから買う人は早く買うべき」と、買い推奨に。新井さんも「持たざるリスクは存在する」と、リスクオンの流れに賛同していました。

 金融緩和までは調整局面が続き、投資家が不安になる場面もありました。これについて新井さんは「投資はシンプルで安いときに買い、高いときに売る。投資にとってもっともいけないのは不安であり、信じられるものをもつことが大切。鎌倉投信は信じられるものを良い会社としている。それがあれば、下がったときに買える」と指摘しました。

   機関投資家を引退して個人投資家になった吉野さんは、孫が生まれたときに(哺乳瓶メーカーの)ピジョンを買うなど、投資を楽しんでおり、自分の夢だった家族と食卓で株の話しをする生活になっているそう。銘柄選びは利益と人間(社長や会社の雰囲気など)からみるとしてました。そして、個人と機関投資家の最大のハンディキャップとして、機関投資家は社長にあったりIRの担当者と簡単に会えるため、その会社の「人間」の部分が分かるものの、個人の場合、そうしたことがなかなかできないことを挙げました。だから、ETFや投信のほうが良いとアドバイス。

 ただ、日本の投信業界については、それぞれ問題点を認識している様子。鎌田さんは受託者責任を感じている会社が少なく、特に銀行や証券会社には、客の資産減らしても平気な風潮があるとしました。そのため、素人が役員になったり総務にいた人が運用に回ったりといった人事が平気で行われているそうです。新井さんも業界の人材難を危惧しており、「機械(コンピューター)がやってくれるから、運用者の能力が上がらなくなった。専門性を高めるためとして、全体を見渡せる人がいなくなった。株やっている人は債券が分からないのに、大きな運用会社は声の大きさで決まる」と批判しました。そして鎌田さんは期限付きの投信が多いことは、回転売買をさせたいだけ。吉野さんは毎月分配型について、「どうしてそういう商品があるのか納得できない」としました。

 質疑で、僕は消費増税の見通しについて聞きました。新井さんは「増税をやらないという選択肢は無いが、やったらそのあとが大変になる。来年は厳しい数字(経済指標)が続き、(景気は)アメリカ頼みに」と分析しました。吉野さんは、豊富な海外経験から、日本人は消費税をとられるという意識が強すぎ、とされました。ただ、世界的傾向で格差が広がっており、消費増税で豊かでない人は大変になるとの見方も。鎌田さんは消費税は上げるべきとしながらも、相場はそのあとの動き次第。財政にメスをいれ、本気で成長戦略ができるかどうか、としました。

 僕は消費再増税延期をこのブログで何度も書いてきました。でも、僕自身は正社員であり、金融資産もある程度はもっています。だから、どうせ消費増税が避けられないのなら、自分と自分の家族が生き残る方法を考えておかないとダメかな、と最近おもうようになっていきました。そのためにも、投資は重要であり、本来だったら今年の早い時期に、若干、アセアロを変更して、リスクを低めるはずだったのですが、もう少しリスクオンのまま行ってもいいかなと思いつつあります。

 さて、セミナーでは、3人に総理大臣になったら何をするかなどユニークな質問が相次ぎました。終わったあと、鎌倉投信の社屋で行われた懇親会では、食事は持ち寄りということで、女性参加者から手作りの料理がふるまわれるなど、和やかな雰囲気に。充実したセミナーに参加できました。

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No title

消費税の議論は面白そうですね。

私としては、それより一歩進んで社会保障費全般の議論なんかも聞いてみたいです。どうあるべきか、どうするべきか、といった。

Re: No title

コメントありがとうございます。社会保障費削減は
政治家の討論とか見たいですよね。NHKとか
受信料払っているので、しっかりこういう企画してほしい

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夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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