追加緩和で投資は今するべき? O&Oセミナー

 クラブ・インベストライフ主宰の岡本和久さんとオフィスリベルタス代表の大江英樹さんの共同セミナー、「O&O Together Again」に3日行ってきました。大江さんは企業年金の、岡本さんは資産運用のプロであり、確定拠出年金(DC)が今回のテーマです。面白かったのが、日銀の追加緩和に関する見方で、1日の横浜サカエ塾のセミナーと真逆の意見がでていました。

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 まず、大江さんが「自分で年金をつくる最高の方法」とDCのメリットを説明。年金というと分かりにくいですが、その理由として、年金は例外が多いこと、企業年金は給与の後払いで社会保障制度ではないのに、年金と名前がついていることを挙げました。確かにその通りですね。

 そして、自分の勤務先に企業年金があるのかないのか、ある場合はDC(自分の運用結果次第で支給額が異なる)か、確定給付年金(あらかじめ支給額が決まっている)かをチェックする必要があるとしました。DCのメリットとしては(1)会社がつぶれても大丈夫(2)運用コストが非常に安い(3)60歳まで絶対引き出せない、この3点をあげました。そのうえで、老後資金をつくる年金は長期投資だから、分散、継続の重要性を訴えました。DCは有利な制度ですが、個人型DCに加入できる3700万人のうち、わずか19万人しか加入していません。個人年金の加入者が2000万人を越えるのに比べると圧倒的に少ない。

 その一方で、投資の常識とされることも疑問視。例えば、銀行預金ではインフレに対応できないというけれど、短期はともかく、中長期でみるとハイパーインフレでないかぎり、預金の利率もあがるため、過去の日本では十分対応できているそうです。万が一ハイパーインフレになるときは、事前に兆候があるとしました。そのうえで、定期預金だけでだめなのは、成長の果実が投資家よりも銀行に入っていくことにあるそうです。

 また、ハイリスク・ハイリターンとは、リスクの高いものはリターンが高いと誤解されるけど、そうではなくて、高いリターンを求めると必ずリスクが高くなるという意味。逆にローリスク・ローリターンはリターンの低いものはリスクが低いではなく、低いリスクのものは低いリターンしかもたらさないということです。よく考えれば両者が似て非なるものに気付きます。このほか、短期では情報量の差から個人は機関投資家に勝てないけれど、長期でみると、機関投資家は四半期ごとのチェックなどがあり、個人でも十分勝てるそうです。リーマンショックから1年間のDC運用利回りの中央値はマイナス8%、これに対して企業年金はマイナス22%と、個人が大差で勝っています。

 岡本さんの「簡単・最良の運用術」のセミナーでは、投機、投資、資産運用の違いを理解したうえ、資産運用とは「人生を通じて金融資産全体が安定的に目的とする水準に達するよう管理していくこと」と定義しました。そして、投資は難しくなく、(1)株式会社の仕組み(2)時間を味方につける(3)コントロールできることとできないことの3点を抑えることが肝要とのこと。コントロールのためには、株式と債権の比率、分散投資、無駄な資金流出を避けることを挙げました。

 そして、資産運用の収益率は購買力の維持+αであり、資産運用に適した投資対象は物価連動国債と全世界の株式インデックスとしました。物価連動国債については、現在、機関投資家向けに発行されていますが、入札のため、額面より割高で販売されることがあります。そうではなく、個人向け国債同様、額面で個人に売られることが重要としました。

 また、最近研究されているバリュー平均法も紹介。これはドルコスト法と違って、3カ月に1度程度の途中目標を定め、その額よりも高くなっていれば投資額は少なく、その額よりも少なければ投資額は多くするものです。例えば3カ月ごとに、10万円ずつ増えることを目標にすると、最初の3カ月で資産が11万円になれば、投入額は9万円でよく、逆に資産が8万円になっていれば、投入額は12万円にするというものです。単純なドルコスト法よりも平均取得コストは安くなるのですが、大きく下落したときに大量の資金が必要になるなどとの欠点があります。

 質疑のところで僕は、DC向けというよりも、投下資金が大量にある人向けの手法ではないかと聞きました。岡本さんは、もちろん、そういう人も使えるが、DCでも待機資金はMMFや債券ファンドに預けておけば対応できるとの返答。大江さんは、これまで個人型DCだった人が企業型に変更するときは現金化しなければならず、そういったまとまった資金ができっときにも利用できると教示してくれました。

 また、冒頭にも書いた、今リスクオンに乗るべきかについて、岡本さんは、1ヵ月で小遣いを稼ぐには面白いかもしれないが、長期積み立てなら下がる時期はまたくるので、そのときでも間に合う。株価にとらわれるのはあまりお勧めできないとしました。一昨日のセミナーと違いますが、岡本さんはインデックスより、吉野さんたちはアクティブなので、投資へのスタンスが違うのかと興味深く思えました。僕自身は手持ち資金がないので、普段通りコツコツやっていますが、もし、宝くじでもあたれば、大量に投入するかなあ。

 このほか、個人的に納得がいったのは、住宅ローンがあっても投資していいのかという質問に対する大江さんの回答。住宅ローンの金利がどのくらいか、4%なら返済するのはリスクフリーで4%運用するのと同じ。住宅ローンより高いリターンを得られるなら投資もいいが、原理原則は返済優先が自分の考え。個人の性格、ローンの残りなどを考えてやればいいとのことでした。確かに4%ぐらいの高利だったら返済を優先すればいいでしょうが、今は金利が1%切るものもあり、うまくタイミング投資が出来る人だったら、投資に回してもいいのかもしれませんね。

 終了後は喫茶店で懇親会。何人かツイッターやブログで拝見している人と知り合いになれ、面白かったです。

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私も参加しました

はじめまして!ツーファイブと申します。私も3日のO&Oセミナー、確定拠出年金の勉強のために参加しました。(懇親会は気後れして欠席でしたが・・)
とても詳細なレポートでぜひ私のブログでこちらの記事へのリンクを貼らせて頂きたいのですがよろしいでしょうか。何卒ご検討よろしくお願い致します。

Re: 私も参加しました

コメントありがとうございます。
懇親会も、名刺交換ばかりして、初めてでも気軽に参加できる雰囲気でした。
機会があれば、ぜひリアルでもお話したいですね。
リンクはOKです。よろしくお願いします
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夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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