インフレは株価にプラス?

 コツコツ投資の会のスピンオフ勉強会、「インフレは株価にとってプラスか?」に行ってきました。イボットソン・アソシエイツの小松原宰明CIOが講師となり、経済学的に分析するもの。数学が苦手で、大学も文学部を選んだ私にとって、ハードルは高かったですが、理解すれば納得できて、よい勉強になりました。

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 日本のインフレ率は1994年ごろを境に、落ち着いてきています。インフレ時代がデフレ時代に変わったということですね。実際、インフレ率と株価は関係あるのか。過去44年のデータをみると、上昇率1%未満のときの東証1部株価の収益率は5.1%だったのに、1~4%だと11%、4~8%だと22.5%に上ります。ここまでは、株価はインフレ率に比例して上昇しているのですが、オイルショックのような8%以上のインフレ率のときはマイナス2.5%と一番悪いことが分かりました。つまり、アベノミクスが目指すマイルドなインフレは株価にとってプラスだけど、あまりにインフレ率が高いとマイナスになるということが、これまでの歴史です。

 株価を理論的に出す方法はいくつかあるそうですが、ここではP(株価)はCF1(今期末のキャッシュフロー)をk(割引率=金利)-g(キャッシュフロー成長率)で割ったものと算定します。そうすると、売り上げ増>コスト増となる良いインフレのときには、gも増えるわけですから、金利が上がらなければ、分子が増えるため、理論株価は上昇します。しかし、売り上げ増<コスト増となる悪いインフレの場合は、金利が上がらなくてもgが下がるわけですから株価は下落します。

 一方、もし金利が上昇した場合もg>kならば、分母は大きくなりませんが、K>gならば、分母が大きくなり、株価は下落することになります。したがって、良いインフレか、悪いインフレか、金利が上昇するかが、株価形成に大きな影響を与えることになります。(分かっている人にはわかるでしょうが、数学が苦手な僕には理解するまで時間がかかりました)

 現在は、国債の大部分を日銀が吸収するため、金利は上昇していません。そのため、理論上株価は上昇局面にあります。もし、将来、日銀が国債消化をやめて、金利が上昇し、それがgを上回れば株価は下落することになります。ただし、日銀の力は絶大で、小松原さんは「外人投資家に国債を売り崩される心配は、日銀が買いすぎているので、現在は可能性ない」とのこと。国債の大部分を日銀が保有すれば、いくらレバレッジをかけても、日本売りヘッジファンドもかなわないということなのでしょう。

 問題は出口戦略であり、アメリカは消費、雇用など実体経済が回復したのを見極めて出口戦略を行いました。しかし、日本で果たしてそういうときがいつなのか、非常に難しい問題です。まあ、個人的には金利が上がるまではリスクオンでいいのかな、とおもってますし、バイアンドホールド基本なので、そんなにうろたえるつもりはないですが、もし、出口戦略に失敗したときを考えると、うすら寒い気がします。

 なお、小松原さんの話で興味深かったのは、GDPの伸びと株価の伸びが一致しない理由について。当たり前ですが、例えば日本には70万社もの企業がありますが、東証一部に上場しているのはそのうち1800社しかありません。69万8000社の中小企業よりも、1800社のほうが収益が良いことは簡単に想定され、したがって、GDPの伸び以上に株価の伸びがあるということになります。

 終了後、懇親会があり、そこでは景気回復策として、(ジャニーズなどの)おっかけ減税など、奇想天外なアイデアが出ました。僕自身は超腹いっぱいパスタを食べられ満足。実は今週は、寿司(もちろん庶民向け)→パスタ→居酒屋→ハンバーグという、自分でもいつ以来か分からない外食4連荘。懐と胃袋に大きなダメージを与えています。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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