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正社員がなくなったら不幸な人が増える

 正月のテレビ番組で、竹中平蔵氏が「同一労働同一賃金の実現には、正社員を無くしましょうと言わないといけない」という趣旨の発言をして大きな話題になっています。竹中氏の発言だけが切り取られているとの指摘がありますが、実際に正社員がなくなったら不幸な人が増えるでしょうね。

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 賛成論の代表として城繁幸さんの意見を見ていきたいと思います。

 (1)正社員がなくなったら残業が減る→城氏自ら、「企業は忙しければ人を雇い、暇になったら解雇すればいい。つまり、残業そのものは減る」という論理を出しています。昨日も書いたように機械の発達により、会社で人間のやる仕事はどんどん減るでしょう。そこへ解雇を自由にすれば、その分が機械に奪われるだけで、人間の雇用はどんどん減っていきます。人間が余っているのだから、人件費は安く買いたたけますし、デフレ時代をみればわかるのですが、人あまり時代はブラック企業的なところでもほかに行き場がないから、どんどん労働は過酷になるでしょう。

 (2)派遣労働者が減る→正社員がなくなるということは、ある意味、みんなが派遣労働者になるようなものだから、当たり前では。

 (3)賃金が上がりやすくなる→ごく一部の優秀層は賃金は非常に上がるでしょう。大部分の人は簡単に解雇できるようになるから、賃金が上がるとはとても思えません。

 (4)再チャレンジしやすい社会になる→これもごく一部の優秀層だけが恩恵を被るだけでしょうね。

 ネットでは、中高年の正社員は打撃だが、若者には素晴らしい制度という意見もありますが、これも疑問。まず、現在の日本は崩れつつもあるとはいえ年功序列も残っていて、若手の社員は低く抑えられ、中高年になったら上がる仕組みになっています。でも、正社員がなくなれば、現在若手の正社員でも、ごく一部の優秀層を除けば、給与が上がらないまま一生を過ごすわけですから、とても幸せとはいえません。

 また、中高年の正社員というのは家族がいるわけです。今、低所得の若者は、ホームレスにならないため、4分の3が親と同居しているという調査がでています。これで、親が失職すれば、親子ともども行き場がなくなるわけですから、多くの若い世代にとっては不幸な結果になるといえましょう。20~39歳で年収200万円未満の低所得層は3割に上ります。この大半が親の援助で何とかいきているわけですから、それすら断ち切られるわけです。もちろん、アメリカのように、勝者が独り占めする社会に日本人の多数がなりたいというならいいですが、ちょっと雇用については筋悪な気がします。  

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No title

面白い意見を言われる方もいるもんですね。現実性は低い話だと思います。
とはいえ、正社員を無くすという話、それもありか!?と思う自分もいます。ただ、間違いなく偏りますね。企業としてほしい人材は、優秀な社畜ですから。そういう人でないかぎり、流動性なんてものはありえません。言われているとおりロボットに置き換えられてしまうだけだと思います。
※面白い話なので、自分も記事を書いてみようと思います。

Re: No title

雇用を巡る議論は、正解がすぐにでないだけに、みんな好き勝手に言っている気がします。
また、大企業でもホワイトとブラックの差は激しいので、一律の議論も不毛かと。
そもそも、ロボットが推進されれば、そんな議論どこかいってしまうんですよね。
基本的にネットで雇用のことを声高にいう意見は信用しないようにしています。
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Author:夢見る父さん
50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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