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企業型DCの説明会に首ひねる

 勤務先の企業が確定拠出年金を導入するため、説明会が開かれました。管理機関の職員が講師で来られましたが、明らかな間違いではないものの、僕の感覚からはあれっ?と思うような説明がありました。初心者向けのセミナーだとこんなものなのでしょうか。

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 まず、疑問に思ったのが、生命保険文化センターの調査をもとに、退職後ゆとりある生活費は月36万円で、公的年金の受取額は平均23万円だから、1月あたり13万円足りない。退職後20年あるとすると、20年×12ヶ月×36万円で8640万円必要。一方、年金額は4140万円だから、差し引き4500万円必要だ、という説明から始まったことです。

 まず、生命保険文化センターの調査は、どのくらい必要かと想定される額を聞いたものでかちっとしたものではありません。さらに、老後の生活費は退職時に年収500万円の人と、2000万円の人では当然、異なるわけです。公的年金の受給額もそうで、23万円というのは40年間フルタイムで働いた夫と専業主婦の妻という、最近ではあまりみられない組み合わせのモデル額です。人それぞれ生き方が違うわけですから、一律に4500万円必要というわけでないのに、その部分の説明が不足していました。

 さらに、ためるから増やすへ、として、元本確保型商品にはインフレリスクがあるという説明をしました。この図がはっきりいってひどい。物価は1970年を起点に45度の方向で一直線に伸びているのですが、利息は30度ぐらいの方向で、ずっと物価を下回ったままです。少なくとも、金利が物価を下回ったのはオイルショックの時や、最近のアベノミクスの異次元緩和などこの40年でも数年しかないはずですが、この図をみれば、とても預金ではインフレにかなわないと誤解してしまいます。

 そのうえ、リスクという言葉を連発していたのですが、ボラティリティーの意味と、下落する・危険という意味を混同していました。資産運用で投資信託の商品説明の場合のリスクはボラティリティーと考えるべきですし、インフレリスク、倒産リスクの場合は、危険という意味でしょう。何の注釈もないのは、ミスリードの気もしました。

 まあ、受講者の大部分が資産運用の知識がない人ですし、時間も90分と限られていたので、説明をはしょったのかもしれません。それなら、簡単にまとめたところもあるので、自分で勉強するようにとアドバイスしてもいいと思いました。

 終了後、DCサイトとアカウントアグリケーション(マネーフォワードなど、家計簿ソフトに年金口座の動きが自動反映されるサービス。現在入っている個人型確定拠出年金の琉球銀行のサービスでは対応している)との連携はどうなっているのか質問しましたが、講師のかたはアカウントアグリケーション自体をご存じありませんでした。

 なお、会場は3分の1ぐらいしか入っておらず、社員の関心の低さを物語っていました。しかも、定年間際の方が多くて、若い社員が来ないのはもったいなかった。講習会は何回に分かれてやるので、ほかの回にくるのかもしれませんが。帰りの電車で後輩とばったりあったので、DCに入って、少額でもいいから投資信託を購入するよう勧めましたが、控除の得は納得してもらったものの、「インデックスでも元本割れすることがあるのですか?」と渋い顔。やはり、投資をはじめるハードルは高そうです。

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うちも感心は低かったです

はじめまして。
私の勤めている会社でも、8年ほど前に確定拠出年金を始めてます。
それで、去年振り返りと見直しの意味もあって、確定拠出年金のセミナーがあったのですが、そこで出た話では、開始時に商品を選ばなかった社員が4割りもいたそうです。
定年後の大事な資金のはずだから、各自考えて決めるものだと思ってましたが、この事実にびっくりしました。

Re: うちも感心は低かったです

コメントありがとうございます。
若手社員もそうですが、もし若手が参加しても、その上司が
「資産運用なんか考えている暇があったら、仕事しろ」とかいいそうな雰囲気があるのも
正直なところです。
まあ、資産運用については最終的には自分で決めることなので、外野の僕が何か
いうわけにもいきませんし、放置するしかないか。
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夢見る父さん

Author:夢見る父さん
50歳でセミリタイアしたおっさん。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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