国の経済が破綻したとき生き残るのは…

 横浜サカエ塾のセミナー、「2015年世界経済と個人投資家の選択」に行ってきました。講師は豊島逸夫事務所代表、豊島逸夫さん。スイス銀行などの敏腕ディーラーの経験が知られており、日経電子版の連載などで個人投資家にはおなじみだと思います。豊島さんの話術もあり、非常に面白いセミナーでした。

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 世界中を歩いている豊島さんはご自身が撮影した写真で、各国の現状を分かりやすく説明してくれました。最初はギリシア。昨年はギリシア危機はいったん落ち着いたかに見えましたが、総選挙の結果、ギリシアの新政府は借金の軽減などをもとめており、危機再燃の可能性があります。6月に現行の救済プログラムが終了するのですが、いったいどうなるのか。6月にはアメリカの利上げへの思惑もあり、市場がリスクオフに大きくぶれ、円高株安になる可能性はあるということでした。

 そのギリシアですが、勝ち組と負け組の格差がものすごく拡大しているそう。普段から資産運用などを意識して蓄えがある人は、当座をしのいでいますが、蓄えがないうえリストラされると、教会の世話になるしかありません。あるギリシア人のおばあさんは「ナチス」とからめて、「メルケルは許せない」と怒っていたとか。日本では、「ドイツの戦後処理は立派で日本はダメ」なんて朝日新聞的発言をする人もいますが、ギリシアの人はドイツの戦後処理と絡めて、賠償請求しようという動きもでているそうで、ドイツが立派とは必ずしもいえないようです。

 ただ、豊島さんによるとギリシアは産業基盤がほとんどありませんが、日本は産業基盤がある。アイルランドも経済危機に陥りましたが、法人税率引き下げて国際的な大企業を誘致して、産業基盤を作ったため、3年で回復しました。日本の場合、アイルランド以上に産業はしっかりしているわけですから、財政がパンクしても、回復する可能性は十分あります。問題は、日本人は追い込まれるまで一致団結しない国民性があるうえ、少子高齢化で移民も拒否という感じですから、どうなるのでしょうかね。

 笑ったのは、豊島さんの知人の財務省や日銀のOBがドルや金に資産を替えているとのこと。豊島さん自身も財産の55%はドル建ての外貨預金にしているそうです。アベノミクス第三の矢についても悲観的で、来年ぐらいには日本株を処分しようと考えていると教えてくれました。親交のあるジム・ロジャース氏からは、「もっと子供を作れ」といわれたそうで、やはり少子高齢化は問題ですね。豊島さんは「食べ物、着るもの半分が輸入品なのに、なんで財布は円だけでいいと思えるのか」と外貨投資をしない日本の風潮を揶揄しました。

 個人投資家についてのアドバイスはコツコツ草食であるべしとのこと。豊島さん自身、ディーラーをやめたのは、30代半ばになると短期売買のための判断力が鈍るとともに、短期売買がむなしくなったためでした。「資産運用は地味であり、プロの投資家だった人も個人ではコツコツ投資をしている。素人ほどこちらが怖い投資をする。イギリスのことを何も知らないのにチャートだけみてFXをしている人なんか怖すぎる」と話していました。相場に「打ち出の小槌も占いの水晶玉もない」という教訓はスイス銀行のディーラーという世界最先端の経験をした豊島さんが話すだけに、重みも十分ありました。

 このほか、投資のヒントもいくつかありましたが、これは有料セミナーだったので、書くのは自粛します。ただ、サテライトで、少額だけど来月、投資してみようかな、という気になりました。ああ、インデックス投資家なのに、投機家になってしまう。でも、豊島さん曰く、「日本には健全な投機家がおらず、金儲けにがつがつしているやつばかり」とのこと。ちょっと精神的に健全な投機に挑戦してみようかと思ってます(笑)

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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