朝日新聞社説のアベノミクス批判がひどい

 黒田日銀の金融緩和のスタートから2年がたち、各マスコミで特集記事がでていました。いくつかみましたがアベノミクスについては賛否両論。その中でも、朝日新聞の社説が一番ひどかった。別にアベノミクスを全面的に礼賛する必要はないと思いますが、根拠がない批判はむしろ、書いている方の信頼性を損ねると思います。まあ、朝日だからなあ。

 参加しました。下のボタンを励みのために押して頂ければ幸いです。

にほんブログ村 株ブログ 投資信託へ
にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ


 まず、2年前に日銀が掲げた2%の目標が達成できていないということを指摘します。これは事実であり、日銀の計画がうまくいかなかった理由を分析するとともに、反省してもらわなければなりません。しかし、その後の内容が相変わらずの批判ありきで、経済記事とは思えません。

 「(アベノミクスは)地方や中小企業、非正社員にまで恩恵が行き届いているという姿は今のところみられない」とあります。事実はどうでしょうか。

 2014年の倒産数は24年ぶり1万件を下回りました。中小企業にとって倒産は一番困ることです。その倒産数がこれだけ減少しているというのは、中小企業に恩恵が出ている証拠です。また、非正規雇用数は今年2月、前月比15万人減少する一方、雇用者全体は51万人増えています。どう見ても、非正規が正規に移行しているわけで、きっちり非正社員まで恩恵が及んでいます。

 地方がアベノミクスで疲弊しているという論調もよく聞きます。実際、過疎化をはじめ、問題がまだまだ残っているから、地方創生は安倍内閣の重点課題です。でも、本当に地方はアベノミクスで打撃を受けたのでしょうか。県内総生産が一番低い鳥取県の2015年度予算をみると県税は11%もふえています。県民所得が一番低い沖縄県の県税収入も11%の増加です。消費税値上げに伴い、地方消費税の増加があるとはいえ、個人県民税や法人事業税が増えていなければ、これほどの増収にはなりません。つまり、地方住民や企業も恩恵がでてきているわけです。

 さらに、社説は「「ベースアップしない」「物価上昇に満たない賃上げをする」という回答が半数近くにのぼった。依然として賃上げに慎重な経営者が多いようだ」と春闘の結果も否定的です。でも、朝日の大好きな民主党政権時代には、連合はベアの統一要求すらあきらめていました。 半数近い企業は賃上げしている現状と民主政権時代を比べてみたら、効果が上がっているのはどちらか小学生にも分かりそうですが。

 株高についても「巨大な緩和マネーが演出したいわば『資産バブル』」と切り捨てています。もちろん、日銀の金融緩和は株高の原動力です。しかし、このブログでも書いていますが、日経平均のPERは17倍程度で、バブルというにはほど遠い。むしろ上場企業の利益が過去最高になることなど、実体経済にも支えられているとみるのが妥当ではないでしょうか。かりにPERが20倍をはるかに超えればバブル批判もアリだと思いますが、今の水準でバブル批判は無理筋でしょう。

 そして、社説は「緩和をやめれば、株高と超低金利に支えられている金融市場に大きなショックを与えることは避けられない。(中略) 今から異次元緩和の終了に向けて、その方法を検討するべき」と結んでいます。ここの部分は同意します。緩和はまだ必要でしょうが、永久に続けるわけでないのですから、終了の方法は検討しなければならないでしょう。

 ところが、社説のタイトルは「黒田緩和2年 拡大続行よりやめ方を」。あの、緩和を中止して、金融市場にショックを与えろと朝日はいいたいのでしょうか。「拡大必要だがやめ方検討も」とあるべきではないでしょうか。自分の国の経済に打撃を与えよというタイトルを堂々と載せるというのも、凄いなあ。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

夢見る父さん

Author:夢見る父さん
40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

最新記事
リンク
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR