投資家による震災義援金セミナー

 以前にこのブログで取り上げた震災復興支援のための「日本復活と投資を語る義援金セミナー2015」に行ってきました。武者リサーチの武者陵司代表ら金融界の有志が手弁当で行っているもので、中堅証券会社15社も協賛しています。ユニークなのは、投資セミナーとしては普通の日本経済について語る一方、義援金はすべて震災遺児の進学支援に寄付するもので、パンフレットには遺児からのメッセージも寄せられていました。

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 会場は日本証券会館ホールで、所用のため若干遅れていったのですが、ほぼ満席の状態にびっくり。集まった義援金は昨年よりも30万円ほど多い354万9000円で、NPO法人の「東日本大震災こども未来基金」に寄付されます。あいさつをした基金の高成田享代表によると、基金では親を亡くした高校生までのこどもたちに161人に月2万円ずつ支援しているそう。復興は少しずつ進んでいるとはいえ、親を亡くした家庭は経済的にも苦しいのが実情。勉学の意欲を燃やす子供たちのために協力を呼びかけていました。

 遺児からのメッセージでは「この募金を無駄にしないように自分の夢を叶えたい」「無事、高校を卒業できます。これから先は(亡くなった)父の分も生き、頑張っていきたい」などと、それぞれの思いがこめられていました。武者さんによると、長期的にこのセミナーはやっていきたいということで、震災から4年が過ぎ、東京では風化しつつあるなか、こうした行動は極めて貴重だと思います。

 さて、セミナーですが、武者さんは「フルスロットルに入る日本経済と株高」ということで、日本経済にはかなり強気の見方を示しました。企業利益は今後数年間1割超の成長が見込まれ、PERが25倍になってもおかしくない。PBRはまだアメリカの半分なので、まだまだ伸びる余地があるそう。「今後我々の生活が劇的によくなることが、経済成長のドライバーになる」と分析しました。

 懸念材料は中国経済ですが、リーマンショックと違って、投資家は既にある程度織り込み済みで対策をとっており、経済危機になる可能性は低いのでは、という見立てでした。

 各社のアナリストらによるパネルディスカッションも開かれました。ある種の有料セミナーなので詳細はアップしませんが、興味深かった専門家の分析としては「プロと個人の情報の差はほとんどなくなっている。個人はやめたいときに相場をやめられるのがうらやましい」「個人はインバウンド、自動運転自動車などテーマに関心をもっているが、機関投資家と違って、臨機応変に対応できる。例えば、自動運転自動車が業績に反映されるのは数年後だが今から仕込める。逆に出がらしになったテーマを追い続けて高値づかみする場合もある」「アナリストが中立→買いのときよりも、売り→中立のときのほうがはるかに株価は上がる」「需給状況からみて今年はセル・イン・メイにならず、むしろ押し目になるバイ・イン・メイだ」といったところでしょうか。

 それぞれが推奨銘柄を3銘柄上げており、納得できる理由なので、個別をやっている人には参考になったでしょう。ただ、面白かったのが、昨年の推奨銘柄がどうだったのかちゃんと検証しており、昨年参加した4人の専門家はTOPIXと比べると2勝2敗でした。プロでもベンチマークに全勝するのは難しく、インデックスの重要性を改めて感じたところです。

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40過ぎの窓際サラリーマン。数学と英語は大の苦手だけど、コツコツ投資頑張ります

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